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Guest 北海道を訪れた今を輝くゲストのスペシャルインタビュー


でんぱ組.inc


戦国時代とも称されるほど、全国各地で数多くのアイドルが登場し、暗い話題を吹き飛ばすべく活気づいているアイドル業界。その中でも現在、最も注目を集めているグループのひとつがー“でんぱ組.inc”!2012年は4thシングル『でんぱれーどJAPAN / 強い気持ち・強い愛』、5thシングル『キラキラチューン / Sabotage』を立て続けにリリース。また、6月のライブに続き、「日本縦断アイドル乱舞2012」で再び来札決定…!ブレイク必至の次世代アイドルが勢いに乗り、今さらなる高みへと飛躍を遂げるー!





インタビュー(June,2012)
古川 未鈴 / “でんぱ組.inc”
夢眠 ねむ / “でんぱ組.inc”



>注目度の高さもあり、昨夜のライブは大盛況でしたが、北海道での初ライブはいかがでしたか?

ねむ:ツイッターとかでも「北海道でもいつかライブしに来てください!」というファンの方達からの声をたくさんいただいていて、もうずっと何年も来たい!と思っていたので、ようやく来られた感じです。待っていてくださった方々とやっと会える!ということで気合いを入れて挑みました!
未鈴:“でんぱ組.inc”を生で見るのは、多分ほとんどの方が初めてだったと思うんですけど、そんなことお構いなしに盛り上がってくれて、チェキ会でも泣きながら応援してくれる女の子までいてくれてすごく感激しました!

>北海道民はシャイで控えめな方が多いと言われているのですが…。
未鈴:昨日はおとなしい方はいなかったみたいですよ(笑)。みんな汗をがーっとかいていて、めっちゃ熱かったです!

>今年5月にリリースされた4thシングル「でんぱれーどJAPAN」はどのような曲に仕上がりましたか?
未鈴:わたし達には「宇宙を救う!」という大きな目標があるんですけど、まずは身近な「日本から救おう!」という作戦になって、歌詞の中にもわかりやすい日本語がいっぱい入っていたり、振り付けにも日本舞踊やお相撲さんの構えとかが取り入れられていたりと、全体として日本を象徴するような曲になっています。
ねむ:これまでは打ち込みでピコピコした楽曲が多かったんですけど、今回は“Wienners”さんというバンドの演奏による生音で歌ったので、勢いのある楽曲に仕上がっています。

>プロモーションビデオも凝った映像になっていますね。
ねむ:海外から見た日本のようなイメージですね!
未鈴:「未来と過去の時間旅行」がテーマなんですけど、「“でんぱ組.inc”が時間旅行をしてひっちゃかめっちゃか」というイメージになっています(笑)。あと“スカイツリー”の開業に合わせて勝手にコラボもしていて、同じでんぱ塔としてジャケットにも“スカイツリー”が載っていたり、歌詞にも“スカイタワー”という言葉が出てきます。“スカイツリー”は世界一の高さということで、わたし達も「世界一になりたい!」という願いが込められています。

>カップリングとして収録されている小沢健二さんの名曲「強い気持ち・強い愛」は反響も大きかったんじゃないですか?
ねむ:わたしは渋谷系が大好きなので小沢健二さんは神様のような存在で、その方のカバーをまさか“でんぱ組.inc”がさせてもらえるなんて考えてもみなかったんですけど、ただカバーするというより前山田健一さんによってびっくりするリアレンジになっていて、“でんぱ組.inc”らしい作品になりました。途中で倍速くらいの速さになるのが聴きどころです。
未鈴:はじめは小沢健二さんのファンの方にどう思われるのかちょっと不安だったんですけど、ここまで振り切ったらもう許してくれるだろうって…(笑)。
ねむ:実際に小沢健二さんのファンの方にも喜んでいただけて、2012年版とまで言ってくださる方もいてくれて光栄でした。「でんぱれーどJAPAN」もそうなんですけど、最近は音楽好きの方が聴いてくださる機会がすごく増えて、普段はロックフェスに行ってるような方や渋谷系が好きな方だったり、アイドルを今まで見たことない方にも応援していただける機会が増えました。アイドルと言うとまだまだ抵抗のある方も多いかもしれないんですけど、ちゃんとした音楽ジャンルのひとつとして見ていただけるように頑張りたいです!
未鈴:アイドルは楽曲が命だと思ってるので、そのクオリティはどんどん上げていきたいですね!
ねむ:とにかくまずはライブを観ていただきたいです!“でんぱ組.inc”は歌と同じくらい、ダンスも見どころが多いんですよね。

>ライブでの激しいパフォーマンスにも定評がありますね。
未鈴:プロモーションビデオの5倍は動いてますよ!普通のアイドルと比べたら運動量はかなり多いと思います。みんなライブが終わった後はお化粧はなくなっちゃうくらい汗をかいていますし…(笑)。
ねむ:でも、そういうところも含めて観ていただきたいんですよね。“でんぱ組.inc”のライブはメンバー全員が同じ動きをしてるフリがあまりないんですよ。それぞれの役があったり、ミュージカルを観ているような作りになっているんです。他のアイドルグループさんみたいにビシッと揃えるダンスを“でんぱ組.inc”がやってもなぜか全然可愛くなくて、メンバーはそれぞれ声質も違うんですけど、動きもバラバラにした方が“でんぱ組.inc”らしいんです。だから、ダンスの先生が考えてくれた踊りをそのままやるのではなく、先生と一緒に話し合って考えながら作っています。
未鈴:実はメンバーにはダンスが苦手な子が多いんですよ。わたし達はもともとオタクや引きこもりで、わたしもそうだったんですけど、昔からダンスや歌を習ってきているわけではないので、みんなで同じダンスを揃えるのが苦手で、悩んだ結果みんなバラバラのことをやるという個性を尊重して、今のようなミュージカルのようなダンスに辿り着いたんです。なによりファンのみなさんとライブを楽しめるのを第一に考えています。

>話が変わりますが、“でんぱ組.inc”としてこれまでどのようなコンセプトで活動をされてきているのですか?
未鈴:わたし達のプロデューサーのもふくちゃんが立ち上げた“MEME TOKYO”というレーベルでは、「アイドルは宇宙を救う!」というコンセプトを掲げているんですけど、わたし達はこれまで秋葉原近郊を拠点に地道に活動を続けてきて、今回遂に北海道にまで来させていただけるようにまでなれました。宇宙の前に、とりあえず地球からまわらないといけないので、次の目標として海外へも進出してみたいですね!そして、いつか日本といえば“でんぱ組.inc”と言われるくらい日本を背負って活躍するのが夢です!

>“でんぱ組.inc”というグループ名はとても印象的ですが、由来を聞かせてください。
未鈴:サエキけんぞうさんに名付けていただいたんですけど、実は…最初“チャペの泉”というグループ名になる予定だったんですよ(笑)。うちのプロデューサーが「もうちょっとないですかね…?」ってお願いして。
ねむ:もともと未鈴ちゃんと卒業したもうひとりの子が“でんぱ組”というユニットをやっていて、そこにわたしと梨紗ちゃんの二期メンバーが加入したんですけど、“でんぱ組”の進化系ということで、“でんぱ組.inc”と命名してくださいました。

>プロフィールにも記載されていますが、メンバー全員が本当にオタクなんですか?
ねむ:言いたくないくらい本当です(笑)。
未鈴:あまり人に話すようなものではないんですけれど…私はゲームが好きで、あまり人と喋れなかったんですね。最近ようやく少しづつ慣れてきたんですけど、昔は学校へ行っても誰とも喋れなくて、いじめられたりとかしていて、ずっと家にいたんですよね。でもアイドルが好きだったので、“ハロプロ”さんや“SPEED”さんとかの曲を観ながら、振り真似とかをずっと続けていたんです。特にどこかでお披露目する目的や機会は無かったんですけど、今は“でんぱ組.inc”でやっと生かせるようになりました。人から求められることがあまりなかったので、それだけ嬉しいんですよね。“でんぱ組.inc”の活動を通じて、オタクや引きこもりの子達に、私達でも外に出れるんだという勇気を少しでも与えられたら良いなと思います。
ねむ:目の前にいる方が自分のことを想ってくれているだけで、嬉しくて嬉しくて。「北海道に来てください!」とか言われると、それだけで生きていて良かった!と思えるくらい感激してしまいます。「宇宙を救う!」とだけ聞くと引かれてしまうかもしれないんですけど、“でんぱ組.inc”として活動できているだけで自分達が救われているので、恩返しではないですけど、誰かを応援したり、勇気づけたいという想いも強いんです。オタクでも頑張ればいろんなことを発信できるぞ!というのを観てもらって、ちょっとでも何かを感じてもらえたら良いですね。

>では最後に、今後の展開について聞かせてください。
ねむ:「キラキラチューン」という曲と、“ビースティ・ボーイズ”の「Sabotage」のカバーを両A面で、7月18日にリリースされます。それを引っ提げて全国ツアーをまわることになりまして、また8月21日に札幌へ戻って来れるので、ぜひ来ていただけたら嬉しいです!


HMVアイドル学園 presents「日本縦断アイドル乱舞2012」
日程 8月21日(火)
時間 会場17:00 / 開演 18:00
会場 『札幌PENNY LANE 24』
料金 前売¥4,800-(1ドリンク¥500別途)
出演 でんぱ組.inc / 私立恵比寿中学 / Tomato n’ Pine / Jewel Kiss / フルーティー
HMVが独自の視点で“今後ブレイク必至のアイドル”を紹介する「HMVアイドル学園」による全国6都市を周るライブツアー!


5thシングル『キラキラチューン / Sabotage』
TFCC-89387 / ¥1,000
「キラキラチューン」は、中川翔子などを手がけるmeg rock作詞による、疾走感溢れるサマーチューン!そして、Beastie Boys往年の名曲「Sabotage」をでんぱ組.incがカバー!ヒャダインこと前山田健一によるリアレンジで、唯一無二の 2012年東京版「Sabotage」がここに完成!


でんぱ組.inc
古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音の6人組ユニットで、それぞれ秋葉原のアイドルがお給仕するライブ&バー「秋葉原ディアステージ」に所属し、ほぼ毎日のようにステージに立ち、活発なライブ活動を展開。メンバーは全員もともと、アニメ、ゲーム、 漫画、ボーイズラブなど、自分の趣味に特化したコアなオタクでもある。また最近は秋葉原だけにとどまらず、渋谷パルコ、原宿ラフォーレなどでのライブや、東京コレクションへの出演や異種クリエイターとのコラボレーションなどを活発に展開。村上隆監督映画への出演や、蜷川実花、ミキオサカベとのコラボレーションなど、その人気はアイドルファンだけに留まらず、 サブカルチャー、アート、ファッション界隈の関係者の注目を今最も集める、ブレイク寸前の 大注目アイドルユニット。2011年11月よりトイズファクトリー×もふくちゃんの新レーベル“MEME TOKYO”よりCDをリリースし、活動の幅を広げている。
オフィシャルサイト http://dempagumi.dearstage.com



text Pilot Publishing / photograph Hideki Akita(TOOTOOTOO studio)
June,2012



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  1. Comment by おのまとぺー (@onomatopeee) 2012年8月21日 @ 2:02 PM

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