ロックの可能性を追求し続けた10年の集大成。2年ぶり5thアルバム『ミズカネ』を待望のリリース!
今年で結成10周年を迎える藍坊主が、2年ぶりとなる5thアルバム『ミズカネ』を待望のリリース。彼らが手を引き導く、澄んだ美しき世界は、さらに奥へと深く、優しく…。バンドはもとより、人間としての大きな成長を感じさせる本作は、これまでの集大成ともいうべき意欲作となっている。ロックの可能性を追求し続けた10年、果てに辿り着いた場所で今、彼らが眺めている景色とは…。全国ツアーを前に札幌へ訪れたhozzyに訊く、作品へ込められた想い。
Interview(March,2010)
>北海道にはこれまでライブでも度々いらしていますよね。
>地方でよく飲みに出られたりされるんですか?
>特に印象に残っている出来事はありますか?
>タクシーの運転手さんもきっと困ったでしょうね(笑)。意外と熱くなるタイプなんですか?
>メンバーと一緒にライブを観に行かれることもよくあるんですか?
>今年で結成10年という節目を迎えられましたが、振り返られて心境はいかがですか?
>誰しもそうやって大人になっていくんですね(笑)。バンドとして変化されたことはありますか?
>…そこですか?
ですね。
>最近は長めな印象がありますね…すみません、他にもありませんか?バンドのこととか…。
>大人の青春ってすごく楽しそうなんですよね…すみません、他にもありませんか?バンドの内面的なこととか…。
>いきなりダンスとか始めたらいやらしいですね(笑)。不器用なまでに自身の音楽を追求するひたむきさを感じますが、バンドとして壁に当たったこともあったのでは?
>具体的にはいつ頃ですか?
>バンドのメンバー以上の関係なんですね。
>恋人から夫婦に変わっていく関係とどこか似てますね。10年に及ぶ活動の中で、バンドとしての転機はありましたか?
>『フォレストーン』からバンドとして10代から20代へ成長したような、世界観と音に深みや重みが増した印象を受けます。
>2年ぶり5thアルバムとなる『ミズカネ』がリリースされましたが、前作から制作期間を長く掛けられています。
>作品づくりには正解が無いので、締め切りがないと逆に迷われたりされないですか?
>あたたかみのあるジャケットのイラストが印象的ですが、今作も含めてアートワークを御自身で手掛けられています。
>フォントひとつで印象が全く変わってしまいますよね。ケータイみたいな丸文字とか絵文字だと絶対伝わりません。
>2曲目の「ラストソング」は、サビのメロディーが印象的な王道のロックナンバーです。
>これまで追求されてきたロックをさらに進化させた曲になっています。
>最後の曲ということで焦りも感じられていましたか?
>9曲目の「マザー」は、歌詞が本当に素晴らしいですね!
>親のありがたみや感謝、その愛情を子へ伝えたいという優しさやぬくもりに溢れています。
>今作の印象として、前作で築き上げられた深みや重さを残しながら、全体的として優しさと透明感に包まれているように感じられます。
>まるくなりましたね、もちろんいい意味で(笑)。バンドとして明らかに成長されていて、表現する上での懐が大きくなっているように感じます。作品を作る中で何か心境の変化があったのでしょうか?
5thアルバム『ミズカネ』
TFCC86320/¥3,800(tax in)
ポピュラリティーとスケール感を兼ね備え、自らの殻を打ち破り続ける藍坊主の2010年が始動!約2年ぶり5枚目となる本作は、藍坊主のセルフプロデュースの完成形とも言えるアルバムで、結成10年を迎える年に相応しい過去最高傑作!シンプルなメロディに乗せて、深い思いを歌にしたミドルチューン「マザー」、爽快なメロディと明確なメッセージを持った「名前の無い色」、そして”愛”というテーマと対峙しスケール感と叙情感あるロックナンバー「伝言」を収録。アルバム全体を通して、実験的でセンス溢れる感性と、ポピュラリティー溢れる楽曲が融合した内容となっている。 初回限定盤は、ミュージッククリップ13曲を収録したスペシャルDVD付き。
aobozu TOUR 2010『こぼれるシルバー』
date 2010年5月1日(土)
time 開場 17:30/開演 18:00
place 『PENNYLANE 24』(札幌市西区24軒4条5丁目5-21)
system 前売 ¥3,500/当日 ¥4,000(共にドリンク代別)
information WESS(telephone 011-614-9999)
藍坊主
神奈川県小田原市出身の4人組ロックバンド。1999年、高校時代に別々のバンドをやっていた藤森真一(Bass)と hozzy(Vocal)が意気投合し、前身となるブルーハーツのコピーバンド “ザ・ブルーボーズ” を結成。地元のライブハウスを中心に活動を始める。2001年、藤森の保育園からの幼なじみ田中ユウイチ(Guitar)が加入し、バンド名 を“藍坊主(あおぼうず)”に改名。活動の場を東京都内へと移し、インディーズでアルバム1枚、シングル2枚をリリース。2004年3月、当時ドラマーを務めていた亀井栄が脱退。2004年5月、1stアルバム『ヒロシゲブルー』をリリースし、メジャー進出を果たす。2005年3月、田中の高校時代のクラスメイトである渡辺拓郎(Drums)が正式加入し、現在のメンバー編成となる。秀逸なメロディーと多くの人に共感される身近なテーマを題材にした歌詞、そしてライブを積み重ねることで身に付けた確かな演奏力と透明感のあるボーカルが魅力なバンド。音作りのみならず、ジャケットやポスター、ツアーTシャツのアートディレクションに至るまでメンバーによるセルフプロデュース。2ndシングル「スプーン」以降、パッケージの中で何らかの形でhozzyのイラストが使用されている。
url http://www.aobozu.jp
text pilot publishing/photograph kei furuse(studio k2)
March,2010
@h_spma 尖ってる様子が想像しやすいwこのインタビューでホジ色々喋ってて面白い笑。http://t.co/OXY6Pzep