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Shop 北海道各地の街に息づく魅力あふれるショップを紹介

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セレクト『POWWOW TRADING POST』(旭川市)


住所 北海道旭川市3条通9丁目1704-24
営業時間 11:00〜20:00
定休日 無休(年末年始を除く)
電話 0166-27-2566
ウェブサイト http://www.powwow.jp

ブランド Langlitz Leathers / Schott / VANSON / Lewis Leathers / STNDARD MC LEATHERS / Four Speed / RED WING / WESCO / WHITE’S / DANNER / CHIPPEWA / VIBERG / STOP LIGHT / WING ROCK / galcia / SUGAR CANE / BUZZ RICKSON’S / IRON HEART / WEST RIDE / Free Wheelers / Nigel Cabourn / Barbour / PHIGVEL / OLD JOE / SNOID / CA4LA / Black Flys


機能性・普遍性・ファッション性を重視し、国内外からアメカジブランドやヨーロッパブランドをセレクト。時代や流行に決して左右されることなく、独自の個性を主張する男らしいスタイルを提案している。永く愛用できる上質で洗練された逸品の数々が取り揃えられ、中でもレッドウイング、ウエスコ、ホワイツ、ヴィバーグなどのブーツは圧巻の品揃え。バイカーグローブはじめとするオリジナルカジュアルアイテムも展開されているのも見逃せない。こだわりが尽くされた、シンプルで洗練された建築デザイン、歴史の重みを漂わせるアンティーク什器など、独自の世界観と存在感、そして空気感を感じて欲しい。



photograph Asako Yoshikawa(photo works FREAK)
October,2011





待ち望んでいた、『パウワウ』との再会。老舗ショップの途絶えることない灯りが、この街を輝かせる。


不運に見舞われた2010年2月の火災による全焼から這い上がり、今年2月に仮店舗から原点の地で再び復活を果たした老舗セレクトショップ『パウワウ・トレーディング・ポスト』。無機質な白を基調に、余計なものを一切削ぎ落とした、シンプルで洗練された建築デザインは従来の印象を大きく覆す。
「これまでとはまた違った印象の空間になっていますが、以前の店舗のイメージをベースにしていますので、どこかに面影も感じていただけるのではないかと思います。外観や内観などの建築デザイン、アンティークの什器、アーティストによる作品、そして商品のすべてを含めて『パウワウ』の世界観を表現しています。以前のショップを御存知の方も、新たに知っていただけた方も、それぞれに楽しんでいただけると嬉しいです。」

再会の感動を深めてくれるように、独自の世界観と存在感、そして空気感まで、根底にあるものは当時のまま、何も変わらない。バイクやワークを基盤としてアメカジに英国調を取り入れたスタイルを提案し、“ナイジェル・ケーボン”や“バブアー”をはじめ、永く愛用できる上質な逸品の数々が取り揃えられている。
「オープン当初からぶれることなく、機能性・普遍性・ファッション性を重視した独自のスタイルのもと、時代の流れにとらわれることなく多彩なブランドやアイテムを展開しています。バイカーグローブ“ガントレット”などオリジナルにも注目していただきたいですね。」

静かで落ち着いた空間の中で、ゆったりと流れていく時間。随所にこだわりを感じさせる店内だが、中でも奥に配置された壁一面を覆い尽くしたブーツ棚は圧巻。“レッドウイング”、“ウエスコ”、“ホワイツ”、“ヴィバーグ”など名立たるブーツブランドが勢揃いし、出逢いの訪れを静かに待ち受けている。
「至る所に工夫を施しているのですが、ブーツ棚は2階の吹き抜けから光が差し込むように設計されているので、時間帯によって商品の表情が違って見えるのも面白いです。」

また、“ラングリッツ・レザー”、“ショット”、“バンソン”、“ルイスレザー”など、不朽の名作がずらりと並ぶライダースは、北海道でも屈指の品揃えを誇る。”一生モノ”を求めて、近郊のみならず、札幌や全国から訪れてくるお客も珍しくない。
「品数は今もまだ増え続けているのですが…(笑)、最新モデルからサイズまで豊富に取り揃え、試着も納得いくまでしていただけますので、ぜひ自分だけに合う一着を探してみてください。」

そしてもうひとつ、このショップを象徴するが、壁面に飾られている旭川出身のローブロー・アーティスト”スケッチ”氏の原画。独自の感性とオリジナリティーによる繊細なデザインと力強い筆遣いは必見だ。
「スケッチ氏とは永くお付き合いをさせていただいていて、どれもこの世に一枚しかない貴重な原画となっています。原画ならではの迫力や質感をぜひ感じてください。実はショーウインドウのレタリングも本人が直筆で描いてくれているんですよ。他にも当店とゆかりのある様々なアーティスト達の作品が飾られていますので、ご覧になっていただくとより世界観の奥行きが増していくと思います。」

この場所にオープンしてから18年—。今年もまた同じ季節が流れる。老舗ショップの途絶えることない灯りは、街の欠けがえのない存在として根付いていく。
「何も変わりません。これまでも、これからもお客様ひとりひとりと向き合っていく、それだけです。」


text Pilot Publishing
October,2011



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