約1年振りとなる4thアルバム『アナログ』を引っさげ、札幌で2度目のライブにして、初ワンマンを成功させたロックバンド〈チリヌルヲワカ〉。メンバーチェンジや活動休止を経て、近年はリリースと共にライブ活動を精力的に展開し、その確かな実力とキャリアをまざまざと見せつける彼らの、音楽に対する純粋な衝動と、すべてを捧ぐ本気が心にずしりと突き刺さる。今、バンドとしての原点に再び立つ。
インタビュー(December,2013)
ユウ / 〈チリヌルヲワカ〉
イワイ エイキチ / 〈チリヌルヲワカ〉
>札幌でのライブは久しぶりでしたが、いかがでしたか?
>ユウさんは、サウンドプロデューサー田中一志さんのプロジェクト「Shizuka Kanata」の『Divine Hokkaido』にも参加されたり、〈sleepy.ab〉とも親交があるなど、北海道とは縁があります。
>今年4月にリリースされた4thアルバム『アナログ』は、活発なライブ活動が作品へつながった印象も受けました。
>バンドに対して、それぞれの役割が定まってきた?
>バンドとしての個をとても重要視されているように感じられます。
>バラエティ豊かな楽曲が揃っていますが、ひとつの作品としてしっかりまとまっています。
>リズムの組み合わせや遊び心がいつも楽しいです。
>意図的に他と一線を画したいのでしょうか?それとも自然体なのでしょうか?
>『アナログ』というタイトルは最後につけられたのですか?
>4枚目にして、改めて原点に立たれた感もあります。
>逆に振り切ってしまおうとは?
>日本語詞もよく馴染んで、言葉が強く印象に残ります。
>詩的な世界観や表現も個性的でこだわりが感じられます。
>メンバーに対しても控えめなんですか?
>ずいぶん時間かかりましたね(笑)。バンドとして目指されている目標はありますか?
4thアルバム『アナログ』
YAMA-0003 / ¥2,000-(tax in)
〈チリヌルヲワカ〉
メンバーは、ユウ(G&Vo)、イワイエイキチ(B)、坂本夏樹(G)、阿部耕作(Dr)。2005年、結成。2005年9月、1stアルバム『イロハ』をリリース。2006年、活動休止中に結成時のメンバー・宮下治人(G)が脱退。2010年1月、新メンバーとして坂本夏樹(G)が加入。2010年9月、新生〈チリヌルヲワカ〉始動。2013年9月、4thアルバム『アナログ』をリリース。
オフィシャルサイト:http://chirinuruwowaka.com
text:Pilot Publishing / photograph:Hideki Akita(TOOTOOTOO studio)
December,2013