史上最高傑作と絶賛される6thアルバム『ロスト アンド ファウンド』を発表したLOST IN TIME。2001年の結成以来、不屈の精神と揺るぎない決意で、幾多の試練や苦難を乗り越え、バンドの理想形を追い求め続けてきた彼らが、現在到達した極地点ともいえる今作。自己と真摯に向き合い、まさに人生そのものが凝縮された音は、生々しくも切ない感情が心の奥深くを突き刺し、いつしか聴き手自身の人生と重なり合う。結成10周年を迎え、初期衝動を再び取り戻したバンドは、さらに勢いを増し駆け抜ける。
Interview(October,2010)
>お久しぶりです。北海道にいらっしゃったのはいつぶりですか?
>まずは北海道の印象から聞かせてください。
>北海道で札幌以外の都市へ行かれたことはありますか?
>来道の際はいつもライブやキャンペーンでお忙しいとは思いますが、どこかへ立ち寄られたりはされましたか?
>特に印象に残っている思い出を聞かせてください。
>世話焼きな道民気質があるからなのかもしれません…統計的にも奢りたがりらしいです(笑)。北海道の音楽シーンの魅力についてどのように感じられていますか?
>良いライブが観られるのは道民にとっても嬉しいです。特に印象に残っているライブについて聞かせてください。
>11月には待望の6thアルバム『ロスト・アンド・ファウンド』がリリースされましたが、タイトルもとても良いですね。
>バンドとして無くしていたものを再認識した上で、取り戻していくような感覚だったのでしょうか。
>過去を振り返って肯定された?
>前作『明日が聞こえる』では決意とスタートを、今作では走り出した勢いに乗る疾走感が感じられます。
>毎作、日本語を主体とした歌詞にも強くこだわられています。前回ではもがきながらも前へ進み出そうという決意を感じられましたが、今作はどういう心境で書かれたのでしょうか。
>これまでも試行錯誤されながら妥協することなく活動を続けてこられていますが、バンドの形として追いつけていなかったことが、今ようやく取り組める状態になったような印象を受けました。
>これがやりたかったのかと思わせてくれる、まさに現在のLOST IN TIMEを体現する作品に仕上げられています。
>今作はツアーやライブを挟まれて、製作期間も長かったようですね。過程で迷われたり、緊張感が途切れたりされることはありませんでしたか?
>特典映像のラストでの後ろ姿がとても印象的でした。肉体的にも精神的にも安定していないと心から楽しめませんから、本当に今の状態が良いのが感じられます。
>観ていても嬉しくなってしまうくらい、充実感と喜びが伝わってきました。そして、来年は遂に結成10周年を迎えられます。
>いくつもの困難や危機を乗り越えられてバンド活動を続けてこられたのは素晴らしいです!
>これまでの活動を通じて、バンドとしての形や表現に強くこだわり、理想を追い求め続けられてきたのはどういう想いからなのでしょうか。
>ひとりではなく、隣に仲間がいらっしゃったんですね。バンドとして目指されている目標として、セールスで100万枚売りたいという訳ではないと思うのですが、自身が音楽活動で求められているものとはなんでしょう。
>自分の行き先や行き方はそれぞれですから、見つけ出せたことはとても大きいですね。遠回りしたかもしれないですが、バンドが目指される目的地へ確実に向かわれている気がします。
6thアルバム『ロスト アンド ファウンド』
UKDZ-0103/¥2,520(tax in)
LOST IN TIME
2001年1月、海北大輔(Vo,B)と大岡源一郎(Dr)を中心にバンド結成。2002年6月、1stアルバム『冬空と君の手』をリリース。同年9月、榎本聖貴(G)が正式加入。その後もリリースやライブなど音楽活動を精力的に展開。2006年7月、榎本が脱退。2008年よりギタリストに三井律郎(THE YOUTH)を迎えた3人編成で活動を行っている。2010年11月、待望の6thアルバム『ロスト アンド ファウンド』をリリース。
website http://www.ukproject.com/lostintime
text Pilot Publishing/photograph Kei Furuse(studio k2)
Octber,2010