2009年のデビュー以降、インディーズの枠に収まることなくロックシーンを席巻してきた“Nothing’s Carved In Stone”が、今年8月に先行シングル「Pride」を含む4thアルバム『Silver Sun』をリリース。その音楽に対するあくなき探究心と常に挑戦し続ける開拓精神が、ファンのみならず音楽好きからも根強い支持を集めてきたが、今作では結成当時の初期衝動を再び取り戻そうとするかのような、バンドのアイデンティティや勢いが鮮烈に伝わる作品となっている。そして、今作を引っさげ彼らは満を持してメジャーシーンへと進出する。
インタビュー(July,2012)
生形 真一 / “Nothing’s Carved In Stone”(Gt)
村松 拓 / “Nothing’s Carved In Stone”(Vo&Gt)
>まずは北海道に関して印象に残っている思い出から聞かせてください。
>道民でもそうそう走る機会はないですが…(笑)。
>今年7月にリリースされた4thアルバム『Silver Sun』はコンセプトを設けずに作られたそうですね。
>ライブや日常などを通じて、楽曲はどこから浮かんできているのでしょうか?
>現在のバンドとしての勢いが作品から感じられます。
>今作は特にそれぞれの存在感がはっきり際立って聴こえます。
>生形さんのギターは本当にバリエーションが豊富ですね。
>後半は重さのあるロック色が強くなっている印象を受けます。
>今作では日本語詞の楽曲も3曲収録されています。
>歌詞では逆境に立ち向かう前向きな姿が描かれています。
>今作で活動の場をメジャーへ移されましたが、インディーズでのこだわりはなかったのでしょうか?
『Silver Sun』
ESCL-3945 / ¥2,800(tax in)
Nothing’s Carved In Stone
2008年、始動。メンバーは村松拓(Vo& Gt)、生形真一(Gt)、日向秀和(Ba)、大喜多崇規(Dr) 。生形真一が所属しているバンド“ELLEGARDEN”が2008年9月活動休止になったことをきっかけに、以前からセッションをしたいと思っていた現・“ストレイテナー”のベーシスト・日向秀和に声をかけたのが結成のきっかけ。日向の紹介により“FULLARMOR”のドラマー・大喜多崇規が加入、ボーカル不在のままセッションを繰り返していた。 そしてボーカリストを探っていた生形が「MySpace」で見つけた“ABSTRACT MASH”の村松拓に興味を持ち、大喜多と共にライブへ足を運んだ結果、彼のライブパフォーマンスに惚れ込み本格的に交渉。2009年に1stアルバム『PARALLEL LIVES』をリリース。その後ワンマンツアーや大型ロック・フェスティバルに精力的に参加。 2010年6月に2ndアルバム『Sands of Time』、2011年6月に3rdアルバム『echo』をリリース。2012年8月、メジャーデビューとなる4thアルバム『Silver Sun』をリリース。
オフィシャルサイト http://www.ncis.jp
text Pilot Publishing / photograph Syouta Tanaka
July,2012