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モエレ沼公園
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公園『モエレ沼公園』(札幌市)


住所 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1(旧住所:丘珠町599-1)
開園 年中無休(但し、各施設はそれぞれ休業日あり)
料金 入場無料
ウェブサイト http://www.sapporo-park.or.jp/moere/index.php


『モエレ沼公園』は世界的な彫刻家、イサム・ノグチがデザインしたアートパーク。公園全体が彼の集大成ともいえる作品となっている。面積189ヘクタールの広大な敷地に美しく配置された、太陽の光に輝くガラスのピラミッドや丘の稜線を走る白い道など、そのひとつひとつが大地を彫りだした彫刻作品のよう。ノグチや公園造成の資料が閲覧できるギャラリーや屋上展望回廊の他、道産の新鮮な食材を使ったフレンチが味わえるレストランもある。公園名は、アイヌ語の「モイレペツ」(意:静かな水面・ゆったりと流れる)を由来とした地名「モエレ沼」からつけられている。


イサム・ノグチ(1904〜1988)
英文学者で詩人の野口米次郎を父に、アメリカ人の作家レオニー・ギルモアを母に持つイサム・ノグチは、少年期を日本で過ごし、その後渡米して彫刻家を志す。20代からアジア・ヨーロッパを旅し、文化遺産、絵画、彫刻、建築等を広く見聞し、パリでは彫刻家ブランクーシの助手も経験する。ニューヨークに居を定めてからは、肖像彫刻、舞台美術、環境彫刻、商業デザインといった、幅広い活動を展開し、遊具、公園等の設計も開始する。戦後は日本でも活動が紹介され、日本の芸術家や文化と触れあい、陶芸彫刻や和紙を使った「あかり」のデザインなどを行う。日米両国で世界的な彫刻家として知られ、最晩年までモニュメントの制作、ランドスケープデザインを精力的に行い、1988年、モエレ沼公園のマスタープランを策定し、その年の12月、ニューヨークにて永眠する。



photograph MOERENUMA PARK
October,2011



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