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展覧会【ある人々の心をめぐる旅 服部篤浩展】




イベント【ある人々の心をめぐる旅 服部篤浩展】
日程:2014年5月6日(火)~11日(日)
時間:10:00~17:00(初日は13:00〜18:00)
会場:『札幌市民ギャラリー』第一展示室(北海道札幌市中央区南2条東6丁目)


北海道出身の画家・服部篤浩が展示会を開催


 北海道出身で東京で絵画制作活動をする作家・服部篤浩が、5月6日(火)~11日(日)に『札幌市民ギャラリー』にて個展を開催。本展覧会では展示室の空間(30x9m、約270㎡)と天井高7.5mを活用し、高さ3~5mにも及ぶ巨大な6人の肖像画を展示。この大きな肖像画を巡り、人間の大きさと心の距離の関係を探る試みとなっている。作品が放つ圧倒的な存在感と迫力、そして人物達が語りかけてくるメッセージは、不思議な感覚と魅力を与えてくれる。


「たとえば抱擁する時、私達は腕の中にいるその人をどのような大きさに感じているだろうか?」

 この展示はある登場人物6人の心をめぐってなされる、人間の大きさと距離についての考察である。高さ3~5mの6人の肖像画(油彩画、総数28点)を展示する。
 この6人の人物は半身で3m以上あり実寸大よりはるかに大きく描かれている。この異様とも言える大きさで肖像を描いたのは、私が感じ取った主観的な大きさで人間の姿を描き出したいと思ったからだ。人は対象との関係の強さによって心で感じる大きさが変わる。例えば愛する人の存在は心の中でとてつもなく大きいだろう。
 拡大して描かれた対象は、観る人と対象との距離感をゆるがし、通常の関係とは異なるものとなる。同じ距離にあってもより心に近いとも言える。そのような通常とは異なる距離感をもった6人の肖像画をめぐることによって、対象を認識する時のイメージの大きさと絵画が表す対象との距離の関係について考えることが本展覧会のコンセプトである。作品を通じて心までの距離の存在が感じ取れればと思う。
 人は実存しているサイズよりもっと大きい存在かもしれない。これが今回の作品の制作を始めたきっかけである。


【服部 篤浩】
1975年、北海道浦河町生まれ、東京都羽村市在住。2002年、多摩美術大学美術学部二部絵画学科(現:造形表現学部造形学科)卒業。2013年、カルチャースクール東急セミナーBE講師、アートスクール横浜講師。
オフィシャルサイト:http://www.atsuhiro-hattori.com


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